曽根　美歩(平成19年入庁　水道経営課)

上下水道部　水道経営課　経理係　曽根　美歩

座間市を志望した理由

会社のためでなく、人のために仕事ができる場所
私が座間市を志望した理由は、まず会社のためではなく、人のために仕事がしたかったからです。私は入庁前まで民間の金融関係の企業で働いていましたが、そこではノルマがあり、それに対する数字があり、毎日毎日会社のためにただひたすら働いているという感覚しかなく、誰かのため、人のために働くという感覚はありませんでした。そこで、市役所であれば市民のため、誰かのために役立つ仕事ができ、座間市に勤めることで自分を育ててくれた緑と水の豊富な座間市に恩返しが出来ると考えて志望しました。

入庁後の経歴・仕事内容、現在の仕事内容とやりがい

財政、会計、人事など…水道事業の取りまとめ役を担っています
私は入庁後から現在まで上下水道部の水道経営課経理係に所属しています。私の所属する経理係にはさまざまな事務があります。財政課のような決算・予算・流用・補正等の経理関係の仕事もあり、会計課のような支払関係の仕事もあり、職員課のような人事・研修・給与関係の仕事もあり、言わば“小さな市役所”のようなところです。また、それに加えて市内で販売している座間の水のペットボトルとアルミボトル缶の作製からPR、卸売の業務もあり、それぞれ担当はありますが、係全員で協力し合って日々さまざまな業務をこなしています。
その中でも私の基本的な仕事内容は主に経理関係と支払関係の仕事です。水道事業が扱う会計は一般会計の単式簿記とは違い、地方公営企業会計という複雑な複式簿記を用いて仕事をします。数字が合わなくなってしまうと、一日中パソコンと資料と数字をにらめっこするというパズルのような仕事もあります。私の場合、仕事内容は若干違いますが、民間企業での仕事の経験が現在の日々の仕事に役に立っている部分がいくつかあります。その経験が役に立つ仕事とは、支払業務です。支払業務は、各担当が起票した伝票を間違いなどがないか細かくチェックし、銀行振込みや現金の引き出しなどをまとめて行う業務です。資金が係わる業務なので、伝票のチェックはもちろん、実際に現金を支払する業務は責任も重大です。振り込みエラーなどにも迅速に対応する必要があるので、支払件数が多い日などには特に注意が必要です。前職の経験は、この振り込みエラー対応の際に役に立つことが多いです。
また、複式簿記については全く勉強をしたことがなかったので、いまだに分からないことがあると調べながら仕事をしている部分もあります。年度の始まりは前年度の決算から始まり、それが終わってしばらく経つと翌年度の予算の仕事が始まります。一年間のサイクルはだいたい決まっていて、どの時期に何をするかなどが明確なので、突発的な仕事が入ることはありますが、基本の仕事のリズムが崩れることはあまりありません。経理関係の仕事は難しいことがたくさんあり、勉強することも多いですが、理解できた時の満足感もありますし、決算や予算を終えた時の達成感にはやりがいを感じます。「一仕事終えた！」という気分になり、そこで仕事に区切りもできるので次の仕事へまたつなぐことができます。

受験生へメッセージ

市役所での仕事というのは、多岐にわたっていて、その部署によって時間の流れもさまざまです。人事異動もあり、ずっと同じ部署で仕事をするということはないので、その部署によっていろいろな経験ができます。初めのうちはその部署の時間の流れについていくのが難しく、戸惑うことも多いと思いますが、慣れてくれば自分なりに流れを掴むことができ、仕事のやりがいをだんだんと感じることができるようになると思います。仕事がそのまま市民の方につながることが多いので責任も重大な仕事ばかりですが、その分やりがいと達成感も感じられますので、ぜひ頑張ってください。受験生のみなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

ある日のスケジュール

• 8時30分　始業　スケジュール確認・係内連絡会議
• 9時　支払手続き事務・伝票チェック
• 正午　昼休憩　職場で昼食
• 13時　午後の業務開始　各係からの資料まとめ・伝票作成
• 17時30分　数字合わせ・決算参考資料の作成
• 21時　退庁