RSウイルス感染症

ページ番号1010003  更新日 令和6年3月18日

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RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症で、ウイルスそのものは、日本を含め世界中に分布しています。
一般的には、乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られており、軽い風邪のような症状から重い肺炎までさまざまです。

経過・症状

通常、RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。健康な成人は感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快しますが、高齢者や慢性の基礎疾患がある方、免疫機能が低下している方が感染した場合は、抗ウイルス薬がないことから重症化や肺炎などへの注意が必要です。

感染経路

RSウイルス感染症は、感染している人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、直接的な接触、ウイルスがついている物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップなど)を触る接触感染により感染します。
なお、RSウイルスは麻疹や水痘、結核のように空気感染はしないと考えられています。

治療

現在、RSウイルス感染症に対する治療薬は、乳児においては、発症を抑える薬がありますが、成人においては特定の治療法はありません。そのため基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。

  • 軽症の場合:市販の解熱鎮痛薬、水分補給など
  • 重症の場合:必要に応じて点滴、酸素投与や人工呼吸器の使用

予防

RSウイルスは、手洗い、うがい、場面などに応じたマスクの着用など、基本的な予防を行うことで、感染を防ぐことができる疾患です。
また、ワクチン接種という予防の選択もありますが、任意予防接種(全額自己負担)となります。接種を希望する方は、予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解の上、直接、医療機関にご相談ください。

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