デング熱・ジカ熱

ページ番号1002670  更新日 令和4年12月7日

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デング熱の症状

デングウイルスに感染しておこる急性の熱性感染症で潜伏期間は、通常3~7日(最大期間2~14日)です。主な症状として、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが現れます。通常は、発病後2~7日で解熱します。

ジカ熱(ジカウイルス感染症)の症状

主として軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などを呈します。これらの症状は軽く、2~7日続いて治まります。血小板減少などが認められることもありますが、他の蚊媒介感染症であるデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。また、ジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連やギラン・バレー症候群の発症との関連について疑われており、調査が行われています。

ジカウイルス感染症とは

ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症をいいます。
ジカウイルス病は、後天的に、ジカウイルスが感染することにより起こる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。
ジカウイルスは母体から胎児への垂直感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があるとされています。

デング熱・デング熱の感染源

ウイルスに感染した患者を蚊(主にヒトスジシマカ)が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。蚊の活動は主に5月中旬から10月下旬です、メスの蚊は産卵や吸血を行いながら、1週間ほどで徐々に移動し、50~100mの範囲で活動することが多いとされています。

ヒトスジシマカ(幼虫:ボウフラ)の発生源

ヒトスジシマカの幼虫(ボウフラ)は比較的小さい容器に発生します。
住宅地では雨水マス、植木鉢やプランターの水の受け皿、庭先に置き忘れたバケツや壺、プラスチック容器、古タイヤなどが発生源となります。
また、雨を除けるために被せたビニールシートの窪みや、隙間にたまった水などにも幼虫が発生します。

個人で出来る蚊の防御

  1. 住宅周辺に多数存在する幼虫発生源をなくすことが重要です。
    1週間に一度は、お住まいの周囲に散乱している雨水が溜まった容器を逆さにして水を無くすこと、人工容器などに水がたまらないよう整頓するなど、小さい水たまりを無くすことで、夏期の間ヤブカ類の発生を抑えることが期待できます。
  2. 感染を防ぐために、蚊に刺されないような対策をこころがけましょう。
    外出時は、ヒトスジシマカから吸血されにくくするために、皮膚が露出しないよう、長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きを避けましょう。薄手の繊維の場合には服の上から吸血されることもあります。また、足首、首筋、手の甲などの小さな露出面でも吸血されることがありますから注意が必要です。いずれの場合でも、虫よけ剤の利用は効果的です。
  3. その他
    網戸や扉の開閉を出来るだけ減らし、屋内への蚊の侵入を防ぎましょう。もし侵入した場合は、捕殺するか、家庭用殺虫剤を使い防除を行います。夜間使用されている蚊取り線香、蚊取りマット、液体蚊取りなどの殺虫剤は、殺虫効果の他に忌避(虫よけ)効果や吸血を阻害する効果も期待されるため、昼間からこれらの殺虫剤を使用する方法も効果的です。薬剤の使用以外には、蚊帳の利用も効果が期待できます。

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