感染症「ヘルパンギーナ」にご注意ください
現在、県内において乳幼児を中心に、突然の高熱と喉の奥に水ぶくれの症状が出るウイルス感染症「ヘルパンギーナ」が流行しています。夏季はこの他に、手足口病や咽頭結膜熱も流行する傾向がありますので、ご注意ください。
令和5年6月19日(月曜日)~25日(日曜日)の県内におけるヘルパンギーナの発生状況が「警報レベル」を超えました。これは、平成28年度以降7年ぶりとなります。
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナはウイルス(コクサッキーウイルスまたはエコーウイルス)による感染症で主に初夏から秋にかけて流行します。
主な症状
突然の高熱、喉の奥に小さな水ぶくれができます。
まれに、髄膜炎や心筋炎などを引き起こすことがあります。
感染経路
- 咳やくしゃみによる飛沫感染
- 体液や便による経口感染および接触感染
※症状が治まった後も1カ月ほど便にウイルスが排出されることがあるため、特にトイレの後やおむつ交換などの後は手洗いを徹底しましょう。
治療方法
特効薬やワクチンはありません。症状を和らげる対症療法が中心で、通常であれば1週間ほどで治ります。
熱や下痢による脱水症状に気を付け、十分に水分をとることが重要です。
予防方法
- 小まめな手洗い、うがいを心掛けましょう。
- プールの後は、シャワー、うがい、洗眼をしっかり行い、タオルの共用は避けましょう。
- 栄養価が高く、消化の良い食事を心掛けましょう。
- しっかり睡眠をとり、規則正しい生活をしましょう。
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