千葉　克明(平成22年入庁　介護保険課)

健康部　介護保険課　認定係　千葉　克明

座間市を志望した理由

自然環境だけでなく、さまざまな特性がある座間市に惹かれて
私は幼少期を座間市で過ごしました。当時の思い出はどれも自然の中、とても楽しかった記憶が鮮明に残っています。座間市を選んだ理由は、自分の経験した豊かな自然や座間市の環境を後世にも残していけたらなというシンプルなものです。しかし、座間市を知るごとに自然環境だけではなく、さまざまな特性があることを知りました。福祉に力を入れていることや、外国籍の方の在住が多いことなど。どれもが、強く興味を惹かれる要素でした。外国籍の方向けの、円滑で分かり易い行政業務の対応方法や、少子化、高齢化、環境破壊などは、どれも後世に係る問題であり、私はそこに注力をしている座間市に同調し、地域の活性化に貢献したいという思いから、座間市を志望することを決めました。

入庁後の経歴・仕事内容、現在の仕事内容とやりがい

仕事に対する充電も大切に、周りと協力しながら全力投球
民間企業にて、人事や営業職などを約8年経験した後、3年前に入庁してから現在に至るまで介護保険課認定係に所属しています。「介護保険」とは、一定年齢以上の方が対象で、傷病などで日常生活に支障をきたした場合に利用をするものです。利用をする際、「介護度」と言われる等級の取得が利用の要件となり、私はこの介護度を決めるための会議である「介護認定審査会」の事務局を主に担当しています。対象者1名につき、主治医からの意見書と74項目の訪問調査の内容をまとめた調査票の2種類の書類があり、これらの書類を審査会に向け日々読み解いています。時には訪問調査を行う事もあり、直接対象者の状況を確認する事で、介護保険制度の重要性やさまざまな傷病の状況、介護をする側の状況を目の当たりにします。そのため現在の自分の業務が、どれほど対象者へ影響を及ぼすのか、日々認識をしながら業務に取り組むようにしています。
利用者側の要望を100％汲むことは出来ません。審査会を経て出た結果が、利用者の要望に近ければ安心していただけますが、逆の場合は落胆されることが多いです。結果に対する反応が顕著なのは当然です。その方にはそれが生活の全てになるわけですから。しかし、この顕著な反応こそが、今の私の仕事に対する気持ちの一番の後押しとなっているのです。審査結果を受けてこれからどのようにしていくべきか、どのようなアドバイスをするべきか・・・今自分の立場で何が出来るのか・・・。前職の民間企業ではこの考えの間に「会社の利益」という概念があります。そのような最後まで利益を追求する考えではなく、私の現在の仕事のように利用者の現状に対し、純粋に考えられることが、私にとって一番のやりがいです。たとえ対象者が一人でも「座間市」としてどの様に最善の対応が出来るのか、係員一丸となりその状況をどう打開しようか全力で検討をしています。
最後に、座間市役所には部活動が多数あります。就業後にスポーツで汗を流し、時には仲間と楽しくお酒を飲んだりしてリフレッシュをしています。次の仕事に対し充電も欠かしません。この充電も、仕事をやっていくコツの一つなのかもしれません。

受験生へメッセージ

市役所の仕事は市民の皆さんの生活に直結しています。何気なく過ごす毎日に、私達の業務が関わっている場面は数えきれません。だからこそ、市役所にはさまざまな業務が集約されており、制度も役目も異なる組織が部署化され、その全てが連携し市役所ができています。勤続を重ね、さまざまな部署で経験を積むことで、自分の知識の習熟や能力向上も目指せます。また、専門的な研修を受ける環境も整っており、自己成長の可能性を多大に秘めた、素晴らしい職場だと思っています。
受験生の皆さんと、職場でお会い出来る事を楽しみに、私も頑張っていきたいと思います。

ある日のスケジュール

• 7時30分　出勤　認定審査会資料読み込み（次回分）
• 8時30分　係内会議
• 9時　訪問調査票読み込み、作成
• 10時　審査会会場準備
• 10時30分　認定審査会資料読み込み（次回分）
• 正午　休憩　職場で昼食
• 13時　認定審査会開始
• 14時　認定審査会終了後後片付け
• 14時15分　審査会後の結果集計とシステムへの入力作業
• 15時　結果通知、被保険者証作成
• 16時　当日分の新規申請分の入力
• 17時　訪問調査票、主治医意見書発送処理
• 17時15分　認定審査会資料読み込み（次回分）
• 20時30分　退庁