カラス対策の質問と回答

ページ番号1010227  更新日 令和6年7月4日

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質問 カラスは駆除できないのですか?

回答

カラスを含めた全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法により許可なく捕獲することができません。人に危害を加えるなどの理由があって駆除しようとする場合でも、都市部では銃で撃つことはできません。また、一度入ると出られないような罠をつくり捕らえる方法もありますが賢い成鳥を効果的に捕らえることはできません。

散乱したゴミに集まっているカラスを駆除しても、散乱したゴミがある限りまた別のカラスが集まってきてしまうため、効果がありません。

質問 ごみをカラスに荒らされないためにはどうすればよいですか?

回答

カラスは栄養価の高い生ごみを餌とするため、カラスの餌となるごみの対策をするのが一番良いといわれています。具体的には、以下の対策が有効だといわれています。

  • ボックスやネットにより、カラスがごみをつつけないようにする。

金属のボックスなどはカラス対策としてとても有用ですが、高価なのと、道路上の通行の邪魔になる場合には設置が許されないなどの問題があります。ネットを使う場合、網目が細かいものを使い、隙間からめくられないようにごみを包み込むようにネットをかけたり、端を重石で抑えるなど、カラスにめくられないようにしてください。

  • 生ごみが見えないようにする。

カラスは目の良い鳥です。外から生ごみが見えるとそれを狙ってごみをつつきます。生ごみはよく水を切り新聞紙に包んでから袋に入れるなどして捨ててください。

  • ごみが外に出ている時間を短くする。

ごみは朝明るくなってから、8時30分までに出してください。前日や夜間などからごみを出しているとカラスに狙われる時間が長くなります。ルールとマナーを守ってごみ出しをしてください。

質問 カラスに襲われそうだけどどうすればよいでしょうか?

回答

画像:カラスに注意ポスター

カラスは、巣やヒナに近づかない限り、人を威嚇したり襲うことはほとんどありません。

春先(5~7月)の子育ての時期は、親ガラスがヒナを守るために通行人等を威嚇・攻撃する場合があります。ほとんどはヒナの巣立ちとともに、被害も無くなります。

カラスが大きな鳴き声をあげて威嚇している場合は、周辺に近づかないようにお願いします。

カラスによる威嚇飛行は、後ろから頭の上をかすめるように飛んでくることが多いことから、周辺を通る場合は、傘や帽子などで頭を守り、カラスを刺激しないように足早に通りましょう。

また、巣立ち前後のヒナが飛ぶ練習をして人を恐れずに地面に降りていることがあります。ヒナに近づくと、親ガラスに攻撃される場合があるため注意してください。

質問 カラスの巣を撤去してほしいのだけれどどうすればよいでしょうか?

回答

カラスの巣を見つけても被害のない場合は撤去する必要はありません。しかし、カラスに威嚇されるなどの被害が発生した場合は巣を撤去する必要があります。その場合、カラスの巣が作られている場所(樹木や電柱など)の管理者へ被害状況を説明し、巣の撤去を依頼してください。

自宅の庭など、個人で卵やヒナがいる巣を撤去する場合は、事前に鳥獣保護法に基づく捕獲許可が必要となります。自分で撤去する場合の手続きにつきましては、クリーンセンターにご相談ください。

ご自分で撤去できない場合は、専門業者(造園業者や工務店など)に依頼してください。(有料になりますので、いくつかの業者にご相談の上、検討されることをお勧めします。)

質問 落ちているカラスのヒナをどうにかしたい。

回答

親鳥は、ヒナに近づく人を威嚇や攻撃することがあるため、むやみに近づいたり、触ったりしないでください。

猫などに狙われることについても、自然の摂理として放っておくのが主流となっています。また、ほかの野鳥と違い繁殖し頭数が増加しているカラスについては、野鳥の保護センターなどでも受け入れがされておりません。

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