1次救命処置とファーストエイド

ページ番号1001727  更新日 令和4年12月7日

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心肺蘇生法の重要性

心肺停止の傷病者の救命や機能回復のためには、その場に居合わせた方(バイスタンダー)が、早期に119番通報および心肺蘇生法を開始し、救急隊が必要な救急救命処置を行い医療機関へ搬送し医師の治療が行われます。
この一連の流れが円滑に進んだとき、傷病者の救命が可能となります。
これを「救命の連鎖(れんさ)」といいます。

イラスト:心停止の予防 早い119番通報、早い心肺蘇生法と除細動、救急隊や病院での処置

ガイドライン2010より、1つ目の輪に心停止の予防が新たに加わりました。
成人では「心疾患、脳卒中などの初期症状が現れたら、早期に医療機関を受診し治療を開始する」、小児では「自転車に同乗させる際はヘルメットの着用をする」などの対策を行い、心疾患、脳疾患による突然死や、不慮の事故を未然に防ぐという目的が加わりました。

心肺蘇生法

心肺蘇生法とは、意識が無く、心臓の動きもなく、普段通りの呼吸も感じられないと判断した傷病者(以下傷病者)に、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を実施します。これは生命を維持するための循環を保つために行います。また、心臓の動きや呼吸を取り戻すだけではなく、脳の機能を守り傷病者の社会復帰を目指すものでもあります。

イラスト:救命処置の流れ(心肺蘇生とAED使用)

脳は、酸素を大量に使用する臓器です。脳は酸素が送られなくなってから3分以上継続すると、脳機能に障害が発生してきます。脳機能は一度障害をおうと再生することはないため、心肺蘇生を行い早期に酸素を脳に送ることが極めて重要となります。
救急車が皆さんのところに到着するのに全国平均で約8分掛かります。脳の機能が障害を受けるまでの時間は約3分といわれているので、救急車が到着するまでに空白の8分間が出来てしまいます。この8分間を皆さんにうめてもらうことで、救命の連鎖(れんさ)の第一走者となります。
心肺蘇生法を行うにあたって、まず傷病者を「観察」「判断」し、適切な手順に従って手当てをする必要があります。
AEDによる除細動の適応ではない不整脈もあります。また、いつも身近な所にAEDがあるとは限りません。
AEDが到着するまで、または救急隊に引き継ぐまでは、適切な心肺蘇生法が必要です。
座間市では、JRC(日本版)ガイドライン2015の公表を受け、平成28年8月1日から、心肺蘇生法が一部変更となりました。
詳しい手順などに関しては、下記の関連情報の「心肺蘇生法の手順が変更になりました」を参照してください。
また、AEDの使用に関しては下記の関連情報の「AED(自動体外式除細動器)」を参照してください。

気道異物除去

気道異物除去とは、気道(空気の通り道)に何らかの異物(食物・痰など)が詰まり、呼吸ができない状態のことをいいます。異物が詰まった場合、早期に異物を除去すれば救命の可能性が高まります。

写真:チョークサイン 声が出せない・・・誰か助けて!

ファーストエイドとは?

「ファーストエイド」とは心停止を含まない急な病気やけがをした人を助けるためにとる最初の行動をいいます。この「ファーストエイド」はガイドライン2015より新しく加わりました。
詳しい内容についてはホームページを更新でき次第お知らせします。

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