人権を大切にしよう

ページ番号1004767  更新日 令和4年12月7日

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「人権」という言葉からどんな印象を受けますか?
「とても大切なもの」「自由で幸せな毎日を暮らすこと」
それとも「何だか堅苦しくて難しいもの」「自分には関係ないもの」でしょうか?
「人権」とは「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持つ権利」であり、だれにとっても身近で大切なもの、日常の思いやりによって守られるものです。難しいものではなく、だれでも、心で理解し、感じる事のできるものです。
でも、現実の社会では差別や偏見によって、その「人権」を侵したり、侵されたりする人がいます。悪気がなくても知らずに人を傷つけてしまう事があります。今、人間らしく生きるために、自分でできる事は何か考えてみましょう。

※内容は、法務省人権擁護局の資料を基に作成いたしました。

女性の人権を守ろう

「男は仕事、女は家庭」というように、男女の役割を固定的にとらえる意識などから生ずる種々の男女差別は、家庭や職場で依然として根強く残っています。また、女性に対する暴力の解消も、重要な課題です。少子化や高齢化が進むこれからの社会を担うためには、女性と男性が対等の立場で協力し、責任も分かち合うことが大切です。

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子どもの人権を守ろう

陰湿で執拗な「いじめ」、教師による体罰、親による虐待、国内外での児童買春や児童ポルノのはん濫など、子どもの人権をめぐる問題は深刻な状況にあります。子どもも一人の人間として最大限に尊重されなければならないということを、大人自身が自覚しなければなりません。

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高齢者を大切にする心を育てよう

高齢化の現状は、平均寿命の大幅な伸びや少子化などを背景として、5人に1人が高齢者となっています。高齢者が自立した一個人として生きがいの持てる生活ができるように接していくことが重要です。

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障害のある人の完全参加と平等を実現しよう

障害のある人に対する人々の理解や配慮はいまだ不十分であり、車椅子での乗車を拒否されたり、アパートへの入居を拒否されるなどのさまざまな人権問題が発生しています。我が国は、「ノーマライゼーション」(等しく生きる社会の実現)を基本理念の一つとしています。障害のある人と障害のない人とが対等に生活し活動できる社会にしていくことが大切です。

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部落差別をなくそう

部落差別は、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分差別に基づくもので、今なお結婚を妨げられたり、就職で不公平に扱われたりするなど、差別事案が後を絶ちません。国民の一人一人がこの問題について一層理解を深め、自らの意識を見つめ直すとともに、自らを啓発していくことが必要です。

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アイヌの人々に対する理解を深めよう

アイヌの人々には独自の豊かな文化がありますが、近世以降のいわゆる同化政策や文化の伝承者の高齢化に伴い、文化の保存や伝承の重要な基盤が失われつつあります。また、アイヌの人々に対する理解不足から、就職や結婚などにおける偏見や差別が依然として存在しています。アイヌの人々に対する理解と認識を深め、その文化を維持し、その尊厳を尊重することが大切です。

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外国人の人権を尊重しよう

国際化時代を迎え、外国人の言語、宗教、生活習慣等の違いから、さまざまな人権問題が発生しています。外国人のもつ文化や多様性を受け容れ、全ての人々が国内外を問わずあらゆる人権を尊重することが、国際社会の一員として望まれます。

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HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見をなくそう

現在、エイズ、ハンセン病を始め、感染症に対する正しい知識と理解の不足から、感染症にかかった人々に対して、日常生活、職場、医療現場における差別やプライバシー侵害などの問題が起きています。問題を真っ向から見つめ、正しい知識や認識を持つ必要があります。

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刑を終えて出所した人に対する偏見をなくそう

刑を終えて出所した人やその家族に対する偏見には根強いものがあり、就職差別や住居等の確保の困難などの問題が起きています。刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い意欲とともに、周囲の人々の理解と協力が必要です。

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犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう

犯罪被害者とその家族に対する人権問題としては、直接的な被害のほかに、興味本位のうわさや心ない中傷などにより名誉が傷付けられたり、私生活の平穏が侵害されたりすることなどが発生しています。犯罪被害者とその家族の人権問題への社会的関心が高まる中、一層の理解と配慮が望まれます。

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インターネットを悪用した人権侵害は止めよう

インターネットの普及により、個人の名誉を侵害したり、差別を助長する表現の掲載など、その匿名性、情報発信の容易さを悪用した、人権にかかわるさまざまな問題が起きています。インターネットを利用する人は、個人の名誉を始めとする人権に関する正しい理解を深めることが必要です。

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性的指向を理由とする差別をなくそう

同性愛者など、少数派の性的指向の人に対する偏見は根強く、社会生活のさまざまな場面で人権問題が発生しています。性的指向による差別は不当であるという認識を持ち、偏見・差別を解消することが求められます。

性的指向・・・性的意識の対象が異性、同性又は両性のいずれに向かうかを示す概念のことで、異性愛、同性愛、両性愛を指します。

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ホームレスに対する偏見をなくそう

ホームレスの自立を図るためのさまざまな取組が行われている一方、ホームレスに対する嫌がらせや暴行事件などの人権問題も発生しています。ホームレス及び近隣住民の人権に配慮しつつ、ホームレスの自立の支援をしていくことが必要です。

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性同一性障害を理由とする差別をなくそう

「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」が施行され、性同一性障害であって一定の条件を満たすものについては、性別の取扱いの変更について審判を受けることができるようになりましたが、一方で性同一性障害者に対する偏見や差別があります。性同一性障害に関する正しい理解を深め、偏見・差別をなくすことが必要です。

性同一性障害・・・生物学的な性(からだの性)と性の自己意識(こころの性)が一致しないため、社会生活に支障を来たす状態をいいます。

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北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう

北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに、国際社会と連携しつつ北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し、その抑止を図ることを目的として、平成18年6月に、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行され、国及び地方公共団体の責務等が定められました。
喫緊の国民的課題である拉致問題の解決を始めとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が国際社会を挙げて取り組むべき課題とされる中、この問題についての関心と認識を深めていくことが大切です。

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人身取引をなくそう

性的搾取、強制労働等を目的とした人身取引(トラフィッキング)は、重大な犯罪であり、基本的人権を侵害する深刻な問題です。
平成16年4月5日、内閣に設置された「人身取引対策に関する関係省庁連絡会議」において、人身取引の撲滅、防止、人身取引被害者の保護等を目的とする「人身取引対策行動計画」が、同年12月7日に取りまとめられ、関係省庁が協力してこの問題に取り組んでいます。
人身取引の問題について理解を深めることが大切です。

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このページに関するお問い合わせ

人権・男女共同参画課 人権・男女共同参画係
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