令和6年度公共下水道事業会計決算概要
令和7年9月に開催された座間市議会第3回定例会において、令和6年度公共下水道事業会計の決算が認定されました。ここでは決算の内容を、経営活動に関する収支である「収益的収支」と下水道施設の整備拡充に係る収支である「資本的収支」の二つに分けてお知らせします。
収益的収支の決算
収益の合計は、26億439万円。内訳は、営業収益(下水道料金など)が全体の76.1パーセントを占め、次いで営業外収益(他会計補助金など)、特別利益となっています。この収益を前年度と比較すると、4,878万円、1.8パーセントの減少となっています。これは、営業外収益の他会計補助金の皆減などによるものです。
費用の合計は、24億2,589万円。内訳は、減価償却費が最も多く58.3パーセントを占め、次いで流域下水道負担金、委託料、支払利息、人件費などとなっています。この費用を前年度と比較すると、9,825万円、4.2パーセントの増加となっています。これは、営業費用の流域下水道負担金の増加などによるものです。
公共下水道事業の本来の営業活動の結果を表す営業損益は、前年度より損失額が9,756万円増加し、2億9,478万円の営業損失となりました。営業外収益および費用を加えた経常損益は、前年度より利益が1億4,729万円減少し、1億7,822万円の経常利益となりました。最終的な当年度純利益は1億7,850万円で、前年度より1億4,704万円、45.2パーセントの減少となりました。
資本的収支の決算
収入の合計は、2億8,304万円。内訳は、企業債が75.4パーセントを占め、次いで補助金、負担金などとなっています。前年度と比較すると、1億3,288万円、88.5パーセントの増加となっています。これは、企業債の増加などによるものです。
支出の合計は、14億5,553万円。内訳は、企業債償還金(借入金の元金償還額)が73.6パーセントを占め、次いで施設建設費(下水道管の布設など施設整備に要する費用)、流域下水道建設費となっています。前年度と比較すると7,350万円、5.3パーセントの増加となっています。これは、工事請負費の増加などによるものです。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額11億7,249万円は、損益勘定留保資金などで補填しました。
損益計算書および貸借対照表
企業会計の経営成績や財政状態を示す、損益計算書および貸借対照表は下表の通りです。
表1 損益計算書(費用)
- 営業費用
- 22億7,763万円
- 営業外費用
- 1億4,826万円
- 特別損失
- 1万円
- 当期純利益
- 1億7,850万円
- 合計
- 26億439万円
表1 損益計算書(収益)
- 営業収益
- 19億8,285万円
- 営業外収益
- 6億2,126万円
- 特別利益
- 28万円
- 合計
- 26億439万円
表2 貸借対照表(資産の部)
-
固定資産
- 346億5,713万円
- 流動資産
- 7億2,796万円
- 合計
-
353億8,509万円
表2 貸借対照表(負債・資本の部)
- 固定負債
- 78億8,592万円
- 流動負債
- 14億6,491万円
- 繰延収益
- 131億605万円
- 資本金
- 117億1,712万円
- 剰余金
- 12億1,109万円
- 合計
- 353億8,509万円
添付ファイル
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