神奈川県地震被害想定調査結果(平成27年3月)
1995年阪神・淡路大震災から20年、その間に2011年東北地方太平洋沖地震等の大規模地震が発生し、それらの災害調査結果から多くの教訓や課題が明らかにされています。また、神奈川県を含む南関東地域で、今後30年以内にマグニチュード7程度の地震の発生する確率は70%程度と公表されています。
そこで神奈川県では、平成25年度から26年度にかけて被害想定調査を実施しました。座間市での被害想定は次の通りです。
想定地震の一覧
想定地震名 |
モーメント |
市内の最大・最小震度 |
---|---|---|
都心南部直下地震 | 7.3 | 震度6弱~6強 |
三浦半島断層群の地震 | 7 | 震度5強~6弱 |
神奈川県西部地震 | 6.7 | 震度4~5弱 |
東海地震 | 8 | 震度5弱~5強 |
南海トラフ巨大地震 | 9 | 震度5弱~5強 |
大正型関東地震 | 8.2 | 震度6強 |
(参考)元禄型関東地震 | 8.5 | 震度6強 |
(参考)相模トラフ沿いの最大クラスの地震 | 8.7 | 震度6強~7 |
※モーメントマグニチュード・・・地下の岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算したマグニチュード
地震別被害想定
この被害想定結果は、冬の平日18時に発災した場合を前提としています。
また、被害想定調査は、ある一定の条件下で想定するため、季節、気象、時間によっては被害量が変わります。最新の知見や技術による想定作業でも、想定結果には誤差が含まれます。
都心南部直下地震
首都圏付近フィリピン海プレート内で、都心南部の直下を震源とするマグニチュード7.3の地震。
今後30年の間に70%の確率で発生の見込み。
市内最大震度は6強を想定。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 800棟 |
半壊棟数 | 3,780棟 |
死者 | 40人 |
負傷者 | 990人 |
避難者 | 11,080人 |
焼失棟数 | 230棟 |
三浦半島断層群の地震
三浦半島断層群帯を震源域とするマグニチュード7.0の活断層型の地震。
今後30年の間に6~11%の確率で発生の見込み。
市内最大震度6弱を想定。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 10棟 |
半壊棟数 | 310棟 |
死者 | 0.5~10人未満 |
負傷者 | 180人 |
避難者 | 740人 |
焼失棟数 | 0棟 |
神奈川県西部地震
神奈川県西部を震源域とするマグニチュード6.7の地震。
市内最大震度5弱を想定。
市内の被害は皆無ですが、震源に近いことから、交通網の混乱などの影響が考えられます。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 0棟 |
半壊棟数 | 0棟 |
死者 | 0人 |
負傷者 | 0.5~10人未満 |
避難者 | 0人 |
焼失棟数 | 0棟 |
東海地震
市内の被害は皆無ですが、震源に近いことから、交通網の混乱などの影響が考えられます。
駿河トラフを震源域とする、マグニチュード8の地震。南海トラフと連携することが多く、市外では津波の被害が甚大です。今後30年間で70%の発生確率。市内最大5強の地震を想定。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 0棟 |
半壊棟数 | 0.5~10棟未満 |
死者 | 0人 |
負傷者 | 0.5~10人 |
避難者 | 10人 |
焼失棟数 | 0棟 |
南海トラフ地震
南海トラフを震源域とするマグニチュード9.0の地震。
市内最大震度5弱を想定。
世界最大級の地震であり、揺れによる被害そのものより、社会経済への影響が懸念されます。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 0棟 |
半壊棟数 | 20棟 |
死者 | 0.5~10人未満 |
負傷者 | 40人 |
避難者 | 50人 |
焼失棟数 | 0棟 |
大正型関東地震
相模トラフを新変域とするマグニチュード8.2の地震。
市内最大震度6強を想定しています。
関東大震災型のもので、200年から400年の周期で発生しています。被害想定が最も甚大です。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 3,710棟 |
半壊棟数 | 6,460棟 |
死者 | 180人 |
負傷者 | 2,300人 |
避難者 | 40,190人 |
焼失棟数 | 2,330棟 |
(参考)元禄型関東地震
相模トラフから房総半島東部を震源としたマグニチュード8.2の地震。
市内最大震度6強を想定。
2千年~3千年の間隔で発生しており、発生確率は極めて低い。
区分 |
市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 3,710棟 |
半壊棟数 | 6,460棟 |
死者 | 180人 |
負傷者 | 2,300人 |
避難者 | 40,190人 |
焼失棟数 | 2,330棟 |
(参考)相模トラフ最大クラスの地震
元禄型関東地震の震源域に関東北部までを震源域としたマグニチュード8.7の地震。
市内最大震度7を想定。
2千年~3千年の間隔で発生しており、発生確率は極めて低い。
区分 | 市内被害状況 |
---|---|
全壊棟数 | 6,590棟 |
半壊棟数 | 7,020棟 |
死者 | 310人 |
負傷者 | 3,160人 |
避難者 | 57,360人 |
焼失棟数 | 2,140棟 |
関連情報
このページに関するお問い合わせ
危機管理課 防災計画係
〒252-8566 座間市緑ケ丘一丁目1番1号
電話番号:046-252-7395 ファクス番号:046-252-7773
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。