東日本大震災被災者支援のため健康相談活動に参加

ページ番号1001706  更新日 令和4年12月7日

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東日本大震災およびその後の津波により、家を失い避難所で長期の避難生活を余儀なくされている方や、肉親を失った方たちの心のケアや健康相談を行うため、神奈川県等の派遣要請に応じて市の保健師が被災地で保健活動を行っています。

被災地での保健活動について

派遣職員

派遣期間派遣先

主な活動内容

備考

保健師 2名

4月23日~4月28日

岩手県大槌町

県の「心のケアチーム」、「保健師チーム」に1人づつ参加し、被災地住民の方の心のケアや健康相談活動に従事します。 要請元 神奈川県
保健師 3名

5月20日~6月10日

宮城県気仙沼市

避難所及び居宅生活者の心のケアおよび健康相談活動に従事します。

要請元 気仙沼市

※1名づつ7泊8日交代で派遣

岩手県大槌町災害派遣報告

平成23年4月23日から28日にかけて、岩手県大槌町(釜石保健所管轄)で、神奈川県のチームに同行し災害派遣の支援を行いました。
大槌町は海岸に近い地域の被害が甚大で、平地にある木造の建物はほぼ全壊状態でした。津波による被害が大きかったことがわかりました。役場や商店、医療機関などの生活に必要なところが壊滅的でしたので、建物が残っている方も配給を受けての生活でした。徐々に仮役場、仮診療所ができ始めていましたが、被災者の方のケアにはまだ人も時間もかけての支援が必要だと感じました。
神奈川県のチームは、心のケアチームと避難所で活動する保健師チームの2グループで派遣され、座間市の保健師2人もそれぞれに分かれて活動しました。
心のケアチームは、精神科の医師と同行し、町内の海岸近くの避難所や家庭を巡回し、震災に関連する精神症状のある方や、震災前から精神疾患を抱えていて震災により精神症状が悪化している方のケアにあたりました。
一方、保健師チームは町内の山あいにある約100人が避難している体育館を拠点に5カ所の避難所を担当しました。主に健康相談や、体を拭き薬を塗るなどの直接的ケア、巡回医療団の診察介助などを実施しました。また、避難所の方々が仕事から戻られる夕方に、心のケアチームの医師と共に「心と身体の健康教育」と題して講演も行いました。
町内には、各県から心のケアチーム、保健師チームが派遣されていました。毎朝釜石保健所ではミーティングが行われ、最新の生活、医療情報を提供してくださり、一同で情報交換をしてから活動に入りました。

写真:釜石保健所ミーティングの様子

このページに関するお問い合わせ

健康医療課 保健予防係
〒252-8566 座間市緑ケ丘一丁目1番1号
電話番号:046-252-7995 ファクス番号:046-255-3550
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