平成27年度下半期の財政状況

市の財政がどのように運営されていて、どのような状況になっているかを市民の皆さんに広く知っていただくため、市では、財政状況を公表しています。平成27年度下半期(平成27年10月1日～平成28年3月31日)の財政状況についてお知らせします。

一般会計

一般会計は、地方公共団体の行政運営のための基本的な経費を計上した会計です。平成27年度の当初予算額は、393億6,614万8千円でスタートしましたが、補正などにより平成28年3月末日現在の予算現額は、総額416億7,093万2千円になりました。
また、3月末日までの歳入の状況は、グラフ1の通りです。合計356億9,430万5千円が収入済みで、収入率は85.7%でした。一方、3月末日までの歳出の状況は、グラフ2の通りです。合計359億2,257万1千円が支出済みで、執行率は86.2%でした。

一般会計に関する図表

(グラフ1)歳入の状況

グラフ1の内容

款	予算現額	収入済額	収入率
市税	187億4,107万5千円	183億2,533万2千円	97.8%
国庫支出金	80億4,845万2千円	71億4,192万7千円	88.7%
市債	32億7,870万6千円	2,320万円	0.7%
県支出金	23億4,562万8千円	16億3,042万5千円	69.5%
地方交付税	23億1,319万9千円	22億9,573万5千円	99.2%
地方消費税交付金	21億7,328万円	21億4,182万2千円	98.6%
繰入金	17億8,885万8千円	16億8,848万8千円	94.4%
その他	29億8,173万4千円	24億4,737万6千円	82.1%

グラフ1の用語解説

市税

市民税や固定資産税などの市に納められた税金

国庫支出金

国から交付される補助金や負担金など

市債

公共施設の整備などをするときに借りる市の借金

県支出金

県から交付される補助金や負担金など

地方交付税

国税として納められた後、地方公共団体の財政需要により配分される税金

地方消費税交付金

県に納められた地方消費税の2分の1に相当する額を、市町村の人口および従業者数で按分して、各市町村に交付されるお金

繰入金

積み立てられた資金などから引き出したお金

その他

使用料、手数料など

(グラフ2)歳出の状況

グラフ2の内容

款	予算現額	支出済額	執行率
民生費	181億8,500万6千円	173億933万3千円	95.2%
総務費	58億8,445万6千円	42億8,546万6千円	72.8%
教育費	44億6,737万2千円	37億4,977万3千円	83.9%
土木費	42億7,623万円	28億4,598万6千円	66.6%
衛生費	32億370万7千円	29億3,877万9千円	91.7%
公債費	25億4,868万7千円	24億8,114万4千円	97.3%
消防費	21億9,468万9千円	15億4,417万4千円	70.4%
その他	9億1,078万5千円	7億6,791万6千円	84.3%

グラフ2の用語解説

民生費

高齢者や障がい者への生活支援、保育所の運営など福祉のための経費

総務費

住民登録、選挙、交通安全対策、環境対策などの経費

教育費

小・中学校での教育、生涯学習などの経費

土木費

道路、河川、公園などの整備のための経費

衛生費

ごみ処理や市民の健康の維持・増進などに必要な事業のための経費

公債費

市の借金の元金と利子を支払うための経費

消防費

消防、救急活動、防災など市民の安全を守るための経費

その他

農業、商工業の振興、議会運営などの経費

特別会計および企業会計

特別会計は、特定の事業を実施するために、特定の歳入と歳出を一般会計と区分して経理する会計です。本市では、国民健康保険事業、公共下水道事業、介護保険事業、後期高齢者医療保険事業の4つの特別会計があります。それぞれの歳入・歳出の執行状況は、表1の通りです。
企業会計は、一般的には株式会社などの民間企業における会計の総称ですが、地方公共団体の財政の上では地方公営企業法の適用を受ける公営企業の会計のことです。本市では、水道事業が企業会計に当たり、その収入・支出の状況は、表2の通りです。

(表1)特別会計の歳入・歳出の状況　(平成28年3月31日現在)

区分	予算現額	収入済額	収入率	支出済額	執行率
国民健康保険事業特別会計	169億4,532万1千円	138億5,319万9千円	81.8%	149億4,970万1千円	88.2%
公共下水道事業特別会計	29億8,308万1千円	29億1,666万9千円	97.8%	27億6,284万8千円	92.6%
介護保険事業特別会計	73億6,113万4千円	69億5,636万8千円	94.5%	64億5,044万7千円	87.6%
後期高齢者医療保険事業特別会計	12億9,782万9千円	12億2,121万8千円	94.1%	11億7,301万7千円	90.4%

(表2)企業会計の収入・支出の状況　(平成28年3月31日現在)

区分	予算現額	収入済額	収入率	支出済額	執行率
水道事業会計・収益的収入	22億2,396万2千円	20億4,530万1千円	92.0%	－	－
水道事業会計・収益的支出	20億3,662万2千円	－	－	18億3,283万1千円	90.0%
水道事業会計・資本的収入	5億9,324万2千円	5億1,979万2千円	87.6%	－	－
水道事業会計・資本的支出	10億4,329万6千円	－	－	9億6,954万3千円	92.9%

市の財産と負債(一般会計)

平成28年3月末日現在の市の財産は表3、市の負債は表4の通りです。
なお、市債には、地方交付税の振替額のうち地方負担分となる臨時財政対策債172億175万4千円などが含まれています。

(表3)市の財産

区分	平成27年9月末現在	平成28年3月末現在	増減額等
土地	949,670㎡	958,157㎡	8,487㎡
建物	251,439㎡	248,772㎡	-2,667㎡
基金	24億6,303万円	26億5,527万円	1億9,224万円
有価証券など	2億6,260万円	2億6,433万円	173万円

(表4)市の負債

区分	平成27年9月末現在	平成28年3月末現在	増減額
市債	249億2,797万円	239億7,858万円	-9億4,939万円
土地開発公社の借入金	11億2,018万円	8億6万円	-3億2,012万円