家庭での食料品備蓄(3日間は自力で生き残れる準備を)

ページ番号1001668  更新日 令和5年2月3日

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大規模災害では、電気・ガス・水道などの供給の途絶や、食料品などの入手が困難になる場合もあります。平成23年3月発生の東日本大震災では、物流の混乱などにより、満足に食料を配達できたのが発災後3日目以降、電気の復旧に1週間以上という地域がありました。
こうした事態に備えるため、日ごろから、最低でも3日分、できれば1週間分程度の家庭での食料品備蓄に取り組みましょう。
農林水産省ホームページ上に「緊急時に備えた食料備蓄品ガイド」が掲載されています。下記外部リンクをご覧ください。

食べながら備える「ローリングストック法」

レトルト食品など、普段使いの食料品などの「買い置き」も有効な備蓄方法の一つです。
非常食をまとめ買いしても賞味期限が来るため、大量購入・大量破棄を繰り返すことになります。
ローリングストック法」とは、普段食べる米やレトルト食品などを多めに買っておき、消費したらその分を改めて補充するという方法です。

  1. ベースとなる3日分(9食分)の非常食を用意する。

イラスト:ローリングストック法1


  1. もう1日分(3食分)余計に用意する(合計で12食分)。

イラスト:ローリングストック法2


  1. 1カ月に1回程度の頻度で非常食1食分を定期的に食べる。食べたら1食分を買い足して補充。

イラスト:ローリングストック法3


  1. ちょうど1年で、最初に用意した4日分(12食)は全て消費し、買い足した12食と入れ替わる。

イラスト:ローリングストック法4

「ローリングストック法」の取り組み方

  1. 現在、家庭にある食料品をリストアップ
  2. 普段食べているものの中で、いざという時に備えておきたい食料品を確認
    ご家庭の人数に応じた備蓄内容と備蓄量の決定
    今ある食料品のリストと照らし合わせ、足りないものは買い足す
  3. 買い置きしたものを消費してしまったり、いつのまにか賞味期限を超過してしまったりすることがないよう、チェックリストを作って定期的に確認
  4. 賞味期限が近付いたものは普段の食事に取り入れる
    消費した分だけ新たに補充する

備蓄のポイント

  • 高齢者、乳幼児、アレルギーがあるなど、配慮を要する方への備蓄
    高齢者には、柔らくて食べやすい、おかゆのレトルトパックや介護食、乳幼児には多めの水と育児用ミルクやベビーフードなどの離乳食を備えましょう。
    慢疾患の方、食物アレルギーの方は、行政からの応急物資では対応が困難なことが想定されるため、医療機関等より推奨された食事メニューを参考に備えましょう。

  • 飲料水として、1人当たり1日3リットルの水が必要です。

  • 保存性の高い食品であり、調理のしやすさ、費用、保存スペースのいづれも優れているため、備蓄の柱としましょう。
    2キログラムの米と、水と熱源があれば約27食分を確保することができます。
    また、無洗米であれば米を研ぐ必要がなく、節水することができます。
  • カセットコンロ
    熱源は食品を温めたり、簡単な調理に必要です。ボンベも忘れずに。
  • 缶詰
    缶詰は調理不要で、そのまま食べられるものを選ぶと便利です。
  • 日持ちする野菜・果物や調味料を多めに購入
    じゃがいも、玉ねぎ、かぼちゃなど比較的日持ちする野菜や果物も普段から多めに買っておきましょう。
    一般的に、調味料は賞味期限が長いものが多いので、普段から1袋、1瓶多めに買っておくとよいでしょう。
  • サプリメントの常備
    災害時は栄養も偏りやすくなります。体調を整える効果のあるサプリメントも常備しておきましょう。
  • 毎月1回「非常食を食べる日」を
    家族で毎月1回、「非常食を食べる日」を決めましょう。この日は家族で食卓を囲み、備蓄した食料品を「冷たいままでも食べることができる」「味付けが濃い」などと評価しましょう。我が家の非常食として適するか判断ができるよい機会となります。

発災当日から1週間分の備え

災害などが発生しライフラインが停止してしまった場合には、発生当日、3日後、一週間後とライフラインの復旧状況が異なります。復旧段階に応じた食料品を備蓄しましょう。

【発災当日】水1リットル+調理不要な食料品3食

  • 最低限の飲料水(1人1リットル)、缶詰や調理せずに食べられる備蓄食料品(アルファ米、乾パンなど)を3食分備えるといいでしょう(熱源があれば、カップ麺や普段使いのレトルトご飯も活用できます)。
  • 避難する際に持ち出せるよう、1日分程度は非常用持ち出し袋に入れて準備をしておきましょう。
  • 一般に販売されている防災備蓄用グッズの中には、乾パンやレトルトご飯(1食~1.5食)や飲料水(500ml×2~3本)が含まれているものもあり、これらを活用すれば1日~1.5日分の対応が可能となるでしょう。

【発災後3日後】水+熱源+9食

  • 1週間分の水とカセットコンロなどの熱源を確保すると良いでしょう。
  • 交通網の寸断などにより、行政からの物資などの配給が3日以上到着しないことが想定されるため、最低でも3日分(9食分)の食料品は確保するよう心がけましょう。
  • ボンベは火気や直射日光を避け、風通しのいい湿気の少ないところに保管しましょう。

【発生後1週間】3日分の備え+α(備蓄品食料品など)

  • 発災後3日分の備えに加え、更に備蓄食料品などを用意すれば、ライフラインがすぐに復旧せず、1週間程度、水や熱源がない場合でも対応が可能となります。つまり、1週間分程度の食料品を確保すれば、ある程度の事態に対応可能と考えられます。
  • ガスや水道の復旧の遅れ、物流機能の停止や食品産業事業者が被災した場合は、復旧後も一部の食料品は入手困難になることも想定されます。

このページに関するお問い合わせ

危機管理課 防災計画係
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