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令和3年度座間市民ネット芸術祭~文芸展~俳句部門

2021年11月11日更新

公開期間

10月12日(火)~12月24日(金)


 

※すでに応募は締め切りました。          
※例年ハーモニーホール座間で開催していた座間市民芸術祭文芸展は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催しません。

選句結果

天 蔭をつれて電車のやってくる   相模原市  牧野 明子


 ブランコを空にぶっつけ反抗期   立野台  折下 慶子
 

 鮟鱇鍋どんと据ゑたり一升瓶    川崎市  荒 理依子

 

五点句

鈴虫や楷書のやうな手話を聴く                 入谷西  小池 義人

夏の宵(よい)和(わ)を舞い謳(うた)い五輪閉(と)づ    入谷東  米村 照子

鰯雲少年の夢かぎり無し                    立野台  井上 義久

野仏は石に還りて蛍草                     ひばりが丘  横山 美和

海境(うなさか)へ誘ふごとくに夜光虫             緑ケ丘  戸田 順章

 応募作品

手に負へぬコロナなりけり去年今年

若輩と名乗り法話の彼岸かな

大木の蔭を枕に三尺寝

蔓先を風にあそばせ垣あけび

秋蝉のひとこゑありし朝餉かな                           入谷西  中林 正稔

白き峰映す早苗田水鏡

光り浴び朝顔二輪今日一日

人気(ひとけ)なく揺れる暖簾に夏帳(なつとばり)

山里に灯りちりはめ秋日暮れ

名月を箸で指差す夕食かな                       相武台  片野 満佐治

幸せを朝餉に添えて新茶の香

晴れし中傘を思案の梅雨時

相模野を渡る涼風椅子二つ

家こわししみじみと見る星月夜

ゆく雲の触れてほどけし薄の穂                     相模が丘  長野 保代

園児らもマスクし並ぶ立夏かな

春闘も叫ぶ声なしコロナ禍に

英霊の声なき諭し終戦日

古書漁る老いの楽しみ「文化の日」

山茶花のこぼれ咲き見ゆ座間の坂                     入谷東  伊藤 光義

掌にほのと草の香夕薄暑

汗拭いて顔が小さくなりにけり

茗荷の子何処へも行かず誰も来ず

夕端居齢のはしに腰掛けて

その日まで学徒八月十五日                         座間  円城 充子

夏の宵(よい)和(わ)を舞い謳い五輪閉(と)づ

八月やきけわだつみのこえと逝(ゆ)く

鈴虫(すずむし)よ創造(そうぞう)の音(ね)はもっともっと

接種日にまだ揺(ゆ)れている立葵(たちあおい)

桔梗(ききょう)咲く味噌屋の先は八ヶ岳(やつがたけ)          入谷東  米村 照子

市役所の五時の時報や雲の峰

阿夫利嶺の雲たかくして新豆腐

吊革も手摺も触れぬ終戦日

鰯雲少年の夢かぎり無し

水引きの華やぐ雨となりにけり                      立野台  井上 義久

煩悩もコロナも払ふ除夜の鐘

初夢や李白と一杯復一杯

昔より今が幸せ更衣(ころもがえ)

コロナ禍に一人黙々田草取

玉音も遠き彼方や雲の峰                          座間  野島 巧休

道問はれ道連れとなる初時雨

紙ひかうき滞空囃す五月晴

聖火継ぐ足音(あおと)模糊たるつちぐもり

手土産の男結びを業平忌

遠郭公聞き分け風の遠筑波                      相模が丘  石田 未々里

六地蔵ほっこり笑ふ山笑ふ

花吹雪風(かぜ)に形のありにけり

ひらく書にひとひらひらり桜舞ふ

木陰よりはみ出す肢体三尺寝

今ならば言へる気がする秋扇                       入谷西  鈴木 幸子

向日葵の向きし故郷や青天井

日雷テレビの中のサウスポー

森林の隙間うめたる蝉時雨

産土の水の匂ひや冷豆腐

鈴蘭の庭や嫁入り支度する                       相模が丘  宮代 麻子

芭蕉布織る島人(しまんちゅ)込める願ひかな

諍(いさか)ひて孤独の書斎竹落葉

鹿火屋守(かびやもり)背負ふ籠には本と酒

海境(うなさか)へ誘ふごとくに夜光虫

座禅堂灯火(ともしび)揺れて星月夜                   緑ケ丘  戸田 順章

野仏は石に還りて蛍草

雨音に寝息の被る夜半の秋

秋探し灯をはやばやと段葛

大綿の消えて暮色の古戦場

北斎の浪を捉ふる大繩跳                       ひばりが丘  横山 美和

北斎の怒濤の波ぞ乗るサーファー

夕焼も乗せて電車の発車せり

敢然と立つ総理欲し原爆忌

百日紅散り敷くままの霖雨(りんう)かな

緑陰や願う地球の脱炭素                         立野台  遠藤 紀子

片蔭をつれて電車のやってくる

競泳の二冠の快挙日は秋へ

観覧車秋夕焼を掬ひたる

秋の声気配かすかな龍田姫

うしろ手に秋気にぎりぬ墓守像                     相模原市  牧野 明子

やうやうに立つ鳥山や青葉潮

夏草のとざしたる句碑禅の寺

捕手ひとり見てゐる虹やフルベース

鬱はらふ蒲の葉ずれや谷戸の底

こととはぬ尻の尖りしトマトかな                  ひばりが丘  桑野 コワシ

旅立ちの大き一歩や春の駅

スケボーの勝者盛夏の天を翔ぶ

白鳳の御目涼しき薬師尊

天高し大海原に真帆片帆

鮟鱇鍋どんと据ゑたり一升瓶                       川崎市  荒 理依子

春塵や決勝点のホイッスル

風光る不屈の力士四方に礼

風が好き光が好きと麦うねる

秋立ちや利休色して淵暮れる

寒卵雛に孵(かえ)すと抱く児かな                    小松原  池田 保子

朝顔や肩上したる女の児

泉湧く底なる小石ダンスかな

四発は敵機でありし星月夜

隠れ家となりた山の湯流れ星

敗戦日雑音多きラジオ聞く                       相模が丘  阿部 直醒

さわやかな陽を受け木々光満ち

つかの間の梅雨の晴れ間に庭そうじ

暑き中そびえる山に目を細め

クローバーの咲き満ちた土手今はなく

澄んだ空白くかがやく雲はえる                    相模が丘  髙田 富美子

棹唄の聞ゆ心地ぞ花筏

短夜や秘めし恋など二つ三つ

捜し物見出せぬまま夏果つる

青梅雨や姫御の鎧赤揃へ

逢ふたればすぐに別れの蛍の夜                   相模が丘  やまぐちみちこ

新涼や犬も静かな息づかい

ジーンズの膝の破れと二重虹

庭師入り景色一新秋の雲

表札のなき家多し小望月(こもちつき)

夕月夜四角に走るグラウンド                      相模が丘  瀬戸 妙子

鈴虫や副葬品のイヤリング

土砂降りの中へ口開け裸の子

鈴虫や楷書のやうな手話を聴く

炎天や時が止まったやうな街

畑にも名前のありて鈴虫鳴く                       入谷西  小池 義人

阿夫利嶺の雲に埋みて梅雨探し

丹沢の八重に連らなる青嶺(あをね)かな

旧街道家並(やなみ)彩る七変化

日暮より一際高し河鹿笛(かじかぶえ)

開け放つ山家の土間や青嵐                         座間  横谷 光風

一樹(いちじゅ)にて十四匹の蝉時雨

敗戦忌象の花子の死を忌たむ

白檀の香蜩を聞く墓の前

朝顔の蔓の先先(さきざき)花五色

五輪終えコロナ禍増えて秋来たる                   相模が丘  上田 たえ子

夕靄(ゆうもや)のゆうすげの里人恋し

雨後(あめあと)はセミの混声合唱ぞ

白ゆりを供え手合わす苔墓標

赤トマトもぎ取る児らの顔はじけ

車いす蚊取の煙(けむ)を残し往く                   広野台  山口 勝章

夏めきて乙女の腕の白さかな

雲の峰崩れてすぐにまた生まれ

七夕の肩に重たき願い事

今宵こそ恋を射止めるホタルかな

マネキンの明るくなって夏に入る                      相模原市  タカシ

櫂落ちる雫に揺るる星月夜

「私も」と加へ残暑の置手紙

亡命のアスリートの目秋暑し

ワクチンもなくて残暑の店仕舞ひ

一曲で舞台を降りる踊りかな                       緑ケ丘  土屋 良夫

黒染のバイク音絶ゆ盆の入り

我が爪に黒き残りし夏の土

時空超へ耳に響くや原爆忌

古民家の障子を箕戸(すど)に夏座敷

稲妻や闇に浮んだ沈む街                         四ツ谷  ト部 南天

名月は難民キャンプも照しけり

丹沢の風受け稲穂きらきらと

塩見下り駅長よりの甘き桃

冬ぬくし墨絵の街を訪ね行く

一湾を見渡すかぎり牡蠣筏                       新田宿  滝澤 ひろ子

盆の僧出されし茶菓に合掌す

軒下に”どくだみ“干して婆元気

うなじ吹く風やわらかし洗い髪

ブランコを空にぶっつけ反抗期

ゆうゆうと保育園発つシャポン玉                     立野台  折下 慶子

鈴虫に囲まれ法話嵐山

さまざまなオリンピアンの熱き夏

朝顔に託すもてなしオリンピック

はたた神石仏までもマスクして

縁側で半月西瓜種飛ばす                         立野台  髙倉 桂子

鎌倉に詣で散策夕涼み

古里の日暮れの記憶ゆすらうめ

胡麻味噌のそうめん和む昼餉かな

果汁グミ外国選手の癒しなり

感嘆詞響く独居の夏観戦                        相模が丘  大道 輝子

万物や吸いこまれゆく良夜かな

神殿に灯の入る筑波秋に入る

猛暑日々コロナは消えぬオリンピック

血圧が上79夏の朝

生きる道良夜見るのはいくたびか                   相模が丘  清水 しづ子

 

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